エンジニアの平均年収は?年収を上げるためのコツも紹介!

2024/03/22

エンジニアに興味を持っている方、あるいは現役エンジニアとして働いている方の中には、
「エンジニアの平均年収ってどれくらいなの?」
という疑問を抱えている方もたくさんいるでしょう。

そこでこの記事では、エンジニアの平均年収と、年収を上げるためのコツについて詳しく解説していきます。

・エンジニアの平均年収

では早速、エンジニアの平均年収を年齢別、雇用形態別に見ていきましょう。

・年齢別の平均年収

e-Statの「賃金構造基本統計調査」および国税庁の「民間給与実態統計調査」が行った令和2年度の調査では、エンジニアの年齢別平均年収を以下のように発表しています。
・20代前半→360.3万円
・20代後半→511.5万円
・30代前半→648.8万円
・30代後半→770.6万円
・40代前半→864.6万円
・40代後半→865.5万円
・50代前半→909.1万円
・50代後半→891.4万円

日本人全体の平均年収は大体433万円前後といわれていますが、エンジニアの場合は20代後半で既に日本人の平均年収を超える計算になります。
また、年齢が上がるにつれて年収も上がる傾向にありますので、非常に夢のある仕事といえるでしょう。

・雇用形態別の平均年収

プログラミングスクール事業を展開する「SAMURAI ENGINEER」が行った調査では、雇用形態別のエンジニアの平均年収を以下のように発表しています。
・会社員→男性516万円、女性369万円
・フリーランス→男性373万円、女性372万円
・副業→男性345万円、女性265万円

副業でも265万円から345万円が平均年収となっているため、今よりも収入を上げたい方は会社員として働きつつ、副業で案件を請け負ってみるのもいいかもしれません。

・エンジニアの年収に影響する要素

では次に、エンジニアの年収に影響する要素をいくつか紹介していきます。

・スキルや経験

一昔前、エンジニアは年功序列の仕事といわれていましたが、現在においてはスキルや経験が重視される傾向にあります。
年齢が若くても、知識やスキル、経験が伴っていれば年収500万円以上、場合によっては1,000万円以上も射程圏内です。

・仕事内容

エンジニアの年収は、携わる仕事内容によって大きく変わります。
下流工程をメインで担当する場合は、年収が200万円から300万円程度になることもありますが、上流工程をメインで担当する場合、年収500万円以上も十分実現可能です。

・企業規模

企業規模によっても、エンジニアの平均年収は変わってきます。
一部例外もありますが、基本的には企業規模が大きくなればなるほど平均年収も高くなります。
なぜなら、規模が大きい会社は大型案件を受注することが多く、資金力に余裕があるからです。
企業規模が小さい場合は、下請け案件を請けることが多くなり、それに伴って資金的余裕がなくなる傾向にありますので、若干年収水準が下がるケースもあります。

・雇用形態

雇用形態によっても、エンジニアの平均年収は変わります。
最も年収水準が高いのは正社員、つまり正規雇用のエンジニアです。
非正規雇用のエンジニアは、正規雇用に比べると大幅に年収水準が落ちる傾向にあります。

フリーランスについては「雇用形態」ではなく「働き方」の1つですので、正規雇用や非正規雇用と比較するのは難しいのですが、フリーランスは給料ではなく報酬を受け取る形になるため、頑張り次第では年収1,000万円も十分に狙えます。

・エンジニアが年収を上げるためのコツ7選

エンジニアの平均年収は、その他の仕事に比べると高いといえますが、中には年収が思うように上がらず悩んでいる方もいるでしょう。
そのような方は、以下で紹介する7つのコツを実践してみてください。

・進むべき方向性を明確にする

エンジニアが年収を上げるためには、進むべき方向性を明確にすることが大切です。
・自分は何をしたいのか
・将来どうなりたいのか
・いくら稼ぎたいのか
これらを明確にすることによって、進むべき道が明確になり、やるべきことや身につけるべきスキルなども見えてくるようになります。

・失敗を恐れずに挑戦する

先ほども解説したように、エンジニアの年収はスキルや知識、経験によって大きく変わります。
スキルや知識、経験を磨くためには、新しいことにどんどん挑戦しなければなりません。
中には、
「失敗したらどうしよう・・・」
という思いから現状維持に走ってしまっている方もいるのですが、これではエンジニアとしてのレベルが上がらず、年収アップにも期待できなくなります。

・資格を取得する

資格は、エンジニアとしてのレベルや価値を証明するための武器となります。
エンジニアは資格が必須の仕事ではなく、無資格でも十分活躍できますが、手っ取り早く年収を上げたい場合は関連する資格を取得するのがおすすめです。
資格を取得することによって、会社員の場合は「資格手当」を受け取れる可能性が高くなりますので、スムーズに年収をアップさせやすくなります。

・マネジメント能力を磨く

上流工程に携われるようになれば、おのずと年収も上がっていきます。
ただ、上流工程に携わるためには、エンジニアとしての能力だけでなく、リーダーとしての能力も必要です。
その中でも特に重要なのが、マネジメント能力です。
メンバーへの指示出しや、案件の進捗管理などが行えるようになると、年収もグッと伸びてくるでしょう。

・ニーズに合ったスキルを身につける

エンジニアの職種は多岐に渡り、それぞれの仕事で必要なスキルが変わってきます。
大切なのは、ニーズに合ったスキルを身につけることです。
最近でいえば、AIが急成長しており、AIに関する知識とスキルを持ったエンジニアの市場価値が高まっています。

このような時代の変化や流行をいち早く察知して、時代に合ったスキルを身につけることができれば、自分の市場価値が高まり、自然と年収も上がっていきます。

・転職を視野に入れる

様々な知識やスキル、経験を身につけたとしても、会社側が自分の能力をしっかりと評価してくれなければ年収アップには繋げられません。
「今の会社では年収アップに期待できない」
と考えている方は、転職を視野に入れるのがおすすめです。

自分の知識やスキル、経験を評価してくれる会社に転職をすることによって、年収アップに期待できるようになります。
ただ、転職で年収アップを実現するためには、自分の実力が伴っていなければなりませんので、まずはエンジニアとしての能力を磨くところから始めてみてください。

・個人で案件を受注する

年収を上げたいエンジニアは、個人で案件を受注し、副業エンジニアとして活動してみるのもおすすめです。
会社員エンジニアと副業エンジニアを両立することによって、会社からの給料と副業として請け負った案件の報酬を同時に受け取れます。
これにより、年収アップにも繋げやすくなりますし、リスクヘッジにも繋げやすくなるのです。
また、独立のきっかけも作れるようになりますので、
「いつかは自分で仕事をしたい」
という方は、練習もかねて自ら案件を受注してみてください。
(このあたりで貴社の案件一覧ページのリンクを貼り付けると良いかと思います)

・まとめ

エンジニアの平均年収は、年齢や雇用形態などによって大きく異なりますが、その他の仕事に比べると高めです。
また、知識や経験、スキルによっても年収が異なり、20代で年収1,000万円以上を実現しているエンジニアもいます。

中には、エンジニアとしての年収に満足していない方もいると思いますが、そのような方は今回紹介したコツを実践しながら、年収アップに向けて努力を積み上げていきましょう。