エンジニアに資格は必要?メリットや選び方、おすすめの資格を徹底解説!

2024/03/22

エンジニアとして働いている方の中には、
「資格ってあった方がいいのかな?」
という疑問を抱えている方もたくさんいるでしょう。

そこでこの記事では、エンジニアが資格を取得するメリットや選び方、おすすめの資格について詳しく解説していきます。

・エンジニアに資格は必須?

結論からいえば、エンジニアにとって資格は必須ではありません。
資格がなくても、知識やスキル、経験があれば十分エンジニアとして活躍できます。

ただ、資格は自分のスキルを他者に証明するためのツールでもあり、資格を持っているエンジニアと資格を持っていないエンジニアでは、前者の方がクライアントや取引先からの信用を獲得しやすいです。

そのため、
「他のエンジニアと差別化したい」
「さらに専門的な知識を身につけたい」
そう考えている方は、ぜひこの機会に資格取得に挑戦してみましょう。

・エンジニアが資格を取得するメリットは?

では次に、エンジニアが資格を取得するメリットについて詳しく解説していきます。

・年収アップに繋がる

資格を取得しているということは、その分野に関する専門知識とスキルがあるということですので、会社からも評価してもらいやすくなるのです。
このようなことから、資格を取得することによって年収アップに繋げられる可能性が高くなります。
実際に、資格手当を支給している会社も非常に多くありますので、今よりもさらに年収を上げたいと考えている方は、資格取得に挑戦してみるのがおすすめです。

・市場価値が高まる

関連する資格を取得することによって、エンジニアとしての市場価値を高められます。
自分の市場価値が高まれば、スムーズに転職をしやすくなりますし、条件交渉なども行いやすくなるため、自分の理想に近い環境で働ける可能性が高くなるのです。

現在、エンジニアは人手不足に陥っていますが、それでも全国にはたくさんのエンジニアがいます。
ライバルと差をつけ、エンジニアとしてスムーズにキャリアアップしていきたいと考えている方は、資格取得に挑戦してみましょう。

・知識とスキルが身につく

資格を取得することによって、専門的な知識とスキルを身につけられます。
知識とスキルが身につけば、それを現場で活かすことも可能になりますので、効率的かつ正確に業務を遂行できるようになるのです。

また、自信を持って仕事に取り組めるようになるため、今以上に楽しく、やりがいを感じながら日々の業務を行えるようになります。

・挑戦する資格の選び方

エンジニア関連の資格には、たくさんの種類があります。
中には、どれを取得すればいいかわからないと悩んでいる方もいるでしょう。
そのような方は、これから紹介するポイントを参考にしながら、挑戦する資格を絞り込んでみてください。

・目的を明確にする

資格を選ぶときは、目的を明確にすることが大切です。
どの分野の資格を取得したいのか、資格を取得してどうしたいのかを明確にすることによって、おのずと挑戦すべき資格が見えてくるようになります。
「とりあえず資格を取得したいな」
という曖昧な考えだと、挑戦する資格を絞り込めず、最終的には「また今度でいいか」となってしまいますので注意してください。

・自分のレベルに合っているかどうかを確認する

資格によって難易度が大きく異なります。
当然、難易度の高い資格の方が市場価値も高く、取得するメリットが大きいのですが、自分のレベルとかけ離れすぎている資格に挑戦すると、挫折しやすくなります。

一度挫折すると、資格取得に対してネガティブなイメージを持ちやすくなってしまうため、自分のレベルに合った資格を選ぶようにしましょう。

・ニーズがあるかどうかを確認する

資格を取得するときに重要なのが、ニーズがあるかどうかです。
業界内で注目されている資格や、ニーズのある業務に関する資格を取得することによって、仕事にも活かしやすくなります。

また、年収アップや転職などもスムーズに行いやすくなりますので、市場のニーズと照らし合わせながら挑戦する資格を絞り込んでみてください。

・エンジニアにおすすめの国家資格4選!

では次に、エンジニアにおすすめの国家資格を4つ紹介していきます。

・ITパスポート試験

ITパスポート試験は、基本的なITの知識を問う試験です。
エンジニアに特化した資格ではありませんが、IT業界で働く全ての人に必要な知識とスキルを身につけられるため、取得しておいて損はありません。

特に、これからエンジニアを目指す方や、エンジニアになって間もない方にとっては非常に重要な資格といえますので、ぜひ挑戦してみてください。

・基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、エンジニアとしての基本知識やスキルがあることを証明するための資格です。
エンジニアの登竜門とも呼ばれており、特に初心者にはおすすめの資格といえます。
合格率は25%程度となっていますが、しっかりと勉強すれば十分合格を狙えます。

・応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は、今紹介した基本情報技術者試験の上位資格です。
エンジニアとしての応用知識やスキルがあることを証明するための資格であり、よりレベルの高いエンジニアになりたい方に最適の資格といえます。

合格率は22%程度となっており、基本情報技術者試験より若干難易度が上がりますが、その分資格としての価値も高いため、ぜひ挑戦してみてください。

・情報セキュリティマネジメント試験

情報セキュリティマネジメント試験は、IPAが主催している国家資格であり、セキュリティに問題が発生した際の適切な対応力を証明できます。
難易度は基本情報技術者と同じくらいですので、そこまで難しくはありません。

ネット社会の現代においては、セキュリティへの関心が高まっているため、資格を取得しておくことによって企業からの評価も高めやすくなります。

・エンジニアにおすすめのベンダー資格4選!

では次に、エンジニアにおすすめのベンダー資格を4つ紹介していきます。

・マイクロソフト認定試験

マイクロソフト認定試験は、マイクロソフト社が実施しているベンダー資格です。
この資格を取得することによって、多くの企業で活用されているマイクロソフト製品に関する知識とスキルを証明できます。

難易度は以下の4段階です。
・MAT(テクノロジーアソシエイト)
・MCSA(ソリューションアソシエイト)
・MCSD(ソリューションデベロッパー)
・MCSE(ソリューションエキスパート

・Oracle認定Javaプログラマ

Oracle認定Javaプログラマは、日本オラクル社が実施しているJava技術者のスキルを証明する資格です。
・ブロンズ
・シルバー
・ゴールド
上記3段階にレベル分けされており、Javaを学び始めたい方からより専門的な知識を身につけたい方まで幅広くおすすめできます。

・Linux技術者認定試験

Linux技術者認定試験は、Linuxに関する知識と技術を証明するための資格です。
Linuxは、サーバーやアプリケーションの開発でよく使われるOSであり、Linuxを自在に操れるエンジニアは重宝される傾向にありますので、エンジニアとしてのレベルを上げたいと考えている方に最適といえます。
LPIC-1~LPIC-3までレベル分けされており、それぞれで難易度が大きく変わります。


初心者の方は、Linuxサーバーの構築や運用スキルを問うLPIC-1から挑戦してみましょう。

・Cisco技術者認定

Cisco技術者認定は、シスコシステムズが実施しているベンダー資格です。
世界共通基準の資格となっているため、認知度も非常に高く、資格としての価値も高いです。
Cisco製品だけでなく、ネットワークに関する基本知識も幅広く学べるため、興味がある方はぜひ挑戦してみてください。

・まとめ

エンジニアにとって資格は必須ではありません。
ただ、資格を取得しておくことによって、信頼の獲得や年収アップ、昇進や昇給に繋げやすくなります。
とはいえ、エンジニア関連の資格は非常に多く、片っ端から取得するのは現実的ではありません。

自分にとって役に立つ資格を取得したいと考えている方は、今回紹介したことを参考にしながら、慎重に挑戦する資格を絞り込んでいきましょう。